神主さんが語る自殺の是非
自殺することは良いことなのか?悪いことなのか?と問われますと。
悪いこと。というのが回答になります。
神道では”命”のはたらきやそのエネルギーに神性を見出し神様と崇めお祈りしています。人間も神様から命をいただく神の子です。
この世は、魂の修行の場です。どんなに辛く悩み苦しみがあったとしても、その環境から逃げる手段として自殺して”命”を絶つという行為は絶対してはいけないのです。
生きていれば良いことが必ずあります。自殺の後には、「悲しみ」の想念しか残りません。
霊界は想念の世界です。「この世」の中に「あの世」(霊界)は存在します。それは、どこに存在するのか?私達人間の心です。心は霊界につながる入り口なのです。
ですから自殺したときの心の状態がそのまま自殺者が置かれる霊界の境遇になります。楽しく面白く、あたたかい気持ちで自殺をする人はいません。
したがって自殺時の心の中での想いそのまかが死後の世界になります。悲しく、暗く、冷たく孤独の世界が自殺した人が向かう霊界の場所なのです。
”命”は自分一人の所有物ではありません。あなたの身体にはたくさんのご先祖様が血として身体をめぐっています。そのご先祖様も自殺により”命”を失ってしまうのです。
理屈抜きに「自殺」はしてはいけません。
自殺は神様(命)を殺す行為なのです。