産土神様は日本の土地を守る国魂の一部です。五穀をはじめ、土地から生まれる特産品や郷土品は、すべて産土神様のエネルギです。つまり土地の力から生まれてくるのです。土地の水を使い、土地の空気に触れて醸造される地酒は、土地のエネルギーから生まれた結晶ともいえる代表的な特産品でしょう。そのような、土地の力の源である産土の神様の神力をあげていくのは、産土神様に日々お守りいただいている、わたしたち産子（うぶこ）の仕事です。日々、産土神社に参拝して、祭礼へ参して自ら進んで神社のお掃除をしてきれいに保つなど、神社を盛り立てていくほどに産土神様の御霊徳が上がっていくのです。すると、それに比例して土地のエネルギーも上がっていくのです。つまり、産土神様を信仰することは、その土地を豊かにすることにもつながるのです。
各地の産土神様の集合体が「日本の国魂」になります。わたくしは、日本人が産土神様を強く意識して信仰することでそれぞれの土地がよくなり、その想いが集まって日本がよりよくなると確信しています。