この豊かな時代においても世界では、飢餓で亡くなる人が存在します。しかし、飽食の時代の我が国では捨てられる食べ物いわゆるフードロスが問題になっています。１年間に約６３２万トンもの食べ物が捨てられています。捨てられた食べ物が生産される過程で使用されるお水は、１人当たり約１０万リットル（お風呂５００杯分）。食べ残しの処理にも大量のお水が使われているのです。輸入食材に頼るわが国では、世界の各地の水をお金によって集め、水を無駄にしているともいえるのです。
天皇陛下も「水」に対する問題について深いご認識を持たれ、特に開発途上国で多くの女性が水を得るための家事労働から解放されずに地位向上を阻まれており、子供が水汲みに時間を取られて学校に行けない現実に対して大御心を大変痛めておられます。