明治神宮のおみくじ
現在のおみくじには和歌が添えられていることが多いのですが、明治神宮のおみくじには、明治天皇の御製(ぎょせい)や昭憲皇太后の御歌(みうた)が添えられ吉凶はありません。そしてみなさんが気にする吉、凶などの種類は、7段階、12段階など、神社によって異なりますが、7段階なら、大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶。12段階なら、大吉>中吉>小吉>吉>半吉>小吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶ということになっています。しかしこの部分は、ほんとうはあまり気にしなくてよいのです。ものごとは表裏一体。今が大吉で幸福の絶頂なら、あとは下っていくわけですし、今が大凶なら、あとは上昇あるのみです。
だいじなのは、そこに書かれていることば。おみくじの中には、そのときあなたが求めていること、また、そのときあなたが受けとめるべき神様からのメッセージが必ず入っているはずです。しっかりと読んで、そのメッセージを受け取ってください。
引いたおみくじを境内の木に結ぶ行為は、神様との「縁を結ぶ」という意味があります。そして神様と深いかかわりのある木に結ぶことによって、「木」のお力をお借りする、という意味も込められています。
しかし、あまりにたくさんのおみくじが結ばれてしまうと、木の生育に影響が出てしまいます。そのため、おみくじを結ぶための専用のみくじ掛などを設置している神社もあります。
お家でじっくり読み返したい、日々の行動の指針にしたい、と思うなら、持ち帰ってもかまいません。持ち帰ったおみくじは、財布や名刺入れに入れて大切に保管してください。お返しをする際には、神社に参拝しお焚き上げをしていただきましょう。