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コラム

神在月~神庭会議~

縁は、男女の間に限ったものではありません。私たちが成長するためにも、その生活が明るく楽しいものであるためにも、もちろん社会が平和で安定したものであるためにも、たくさんの「縁=よいつながり」が必要です。お金も物も、そして目には見えない幸福という感情も、誰かと誰かの出会い、あるいは誰かと何かの出会いやつながりを介して運ばれてきます。そして、そういう結びの力を惜しみなく注いでくれるのが、人々の幸せを願う福の神・ダイコク様なのです。

また、出雲大社が縁結びの神社と言われるもう一つの理由が、神無月に開催される会議です。旧暦10月11日から17日までの7日間、日本全国に散らばる八百万(やおよろず)の神々様は、神事(かみごと)と呼ばれる会議のために、出雲に集結するのです。

会議が行われるのは、出雲大社の摂社「上の宮(仮宮)」。そして神々が宿泊するのは本殿の両側にある「十九社(じゅうくしゃ)」で、この期間には、毎日祭事が行われます。そして神々様の会議や宿泊に粗相がないようにと、出雲の町の人々は昔も今も、大きな音を立てないよう、1週間ひたすらひっそりと生活するのが習わしとなっています。

旧暦の10月は、「神無月」と一般には呼んでいますが、全国の神々様が集まる出雲では、それを「神在月」と呼んでいます。
そしてその会議で神々様は、来年の収穫や人々の暮らしに関するさまざまなことを決めていきます。もちろん「縁結び」の話し合いも、重要なテーマの一つです。年に一度全国の神々様が集まって、人々を幸せにし、世の中を明るく平和で楽しいものにするために誰と誰の縁を結ぶかを話し合うのです。それで、出雲大社は日本最強の縁結びのスポットと言われるようになったのです。

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