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コラム

「二拝二拍手一拝」

拝殿の中央ではなく、真ん中よりちょっとずれた位置に立つようにします。まずは背中がほぼ平らになるまで、約90度の拝を2回行います。これを「再拝」と言います。誠意をこめれば一度でもいいのではないか?という人もいますが、お願いをするときや深い感謝を伝えるときには、人間同士でも何度も頭を下げますよね。それと同じです。

 それから祈りを込めて胸の高さで手を合わせ、右指の先を少しすり下げます。そして拍手。清々しく、晴れ晴れと、2回打ち合わせます。そして両指の先をもう一度揃えてください。
 ここで長々と手を合わせて、あれこれと具体的な「お願いごと」をしている人も多いかと思いますが、神様への参拝は、基本的には「感謝」の祈りです。神様はお願いされたから見守っているわけではなく、いつでもあなたを見守っています。だから、そのことへの感謝の気持ちでお参りをすることが大切です。
 そして最後にもう一度、ていねいに頭を下げ、神前を下がります。

この一連の動作は、「二拝二拍手一拝」と覚えてください。どうでしょう?それほど難しいことではないと思います。心がこもっていれば形はどうでもいいではないか、と考える人もいるかもしれません。しかしこれは、私たちの祖先によって培われ、長い長い年月にわたって受け継がれてきた清めと祓いの作法です。作法通りにきちんと行うことで、これまでよりももっと清々しい、晴れ晴れとした気持ちになると思います。ぜひ覚えて、実践してみてください。

そしてお参りを終えたら、しばし神々しい神社の森とその静寂に抱かれてください。神社はいつもあなたにやすらぎを与えてくれる、やさしい自然と静けさに満ちた場所、そしてあなたを見守ってくれる神様の腕の中なのです。

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