競争社会
力による競争社会は、「われよし、つよいものがち」の考えでだれかがだれかを力で蹴落として自らが這い上がり、武器を持たずにして戦う形を変えた、いわば現代の戦争であり兵隊はサラリーマンという名の企業戦士です。
心理学では、このような社会環境に対する心理的な反応を「闘争・逃走反応」といつています。何事も忍の一字で耐え忍び、心と身体を犠牲にして仕事を続けると、心身の不調を起こします。みなさん、いまこの文章を読んでいる時に、歯をきつく噛みしめていませんか?呼吸を意識してみましょう。呼吸は、早くないですか?歯を噛みしめ呼吸が速かった人は、交感神経が常に高ぶっている人です。顎の筋肉を緩め、呼吸を意識してゆっくりと呼吸しましょう。これを意識するだけでも副交感神経が優位になり、緊張が解き放たれるはずです。歯を噛みしめて眠ると入眠中の歯ぎしりで眠りが浅くなり、朝目を覚ますとたくさん眠ったはずなのに眠たく、しかも肩こりや頭痛で目が覚め、そこをがまんして会社に出勤する人達がたくさんいます。これでは、日内変動(サカーディアンリズム)の変調をきたし身体を病んでしまいます。