罪
私たちの住む世界は、『清なるもの』と『濁なるもの』との共存する世界です。人間は、この世で生きていくために罪を犯さない人は、だれ一人いません。まず、人がどのような罪を犯すのかの七罪を知り、これらを日々の生活で抑える努力をして、罪を作らない生き方をしなければなりません。
罪とはツツムということを縮めたもので、つつみかくすことが罪という言葉のもとになっています。七つの罪とは、以下の通りです。
①怠り(おこたり):出来るだろうと思っても、放漫が惰性となり、行動する気が
起きないこと。
②詐り(いつわり):心が弱まり、人を騙しても目先の欲を満たそうとする。その場
をとり繕おうと真実を偽り隠すこと。
③貪り(むさぼり):足りているにもかかわらず、もっと欲しい気持ちが止まらない
こと。
④憤り(いきどおり):怒りが心を焼き、自分を制御できない苦しさに、さらなる
怒りが燃え上がること。
⑤慢り:他人を見下し自慢し、必要以上に心を高揚させ、劣等感・不安を覆い隠
すこと。
⑥憂い(うれい):自らの心配が必要以上の心配を生み、生きるのが苦しいくらい
に悲しむこと。
⑦怨み(うらみ):怨みが心を焼き、自分を制御出来ないくらいの苦しさに、さらな
る怨みが燃え上がること。