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コラム

風水は環境学

書店に行くとさまざまな風水の本が売られているのが目につきます。運気を上げる、金運を上げる、恋人を見つける、仕事ができるようになるなど、そこにはいろいろなテーマがあり、それぞれによいとされる方位やインテリア、多様なアイテムと色、そしてその選び方などが紹介されています。

風水というのは、今から約四千年前の中国で発祥した、「気」の力を利用した環境学。自分を取り巻く衣・食・住すべての環境と自分の行動をよい状態に変えたり保ったりすることで運を開いていくという学問です。

環境学、と言うだけあって、風水には家の方位に関する決まりごとが多いのも特徴です。しかし住宅事情の厳しい現代の日本では、そのすべてを実践するのは至難の業。賃貸物件などでは凶とされるものを避けることすら難しい場合もあるのですが、それらを補う方法やアイテムが存在すること、そして一朝一夕には解決しない大きな問題を、たとえば掃除をする、ここに絵を掛ける、植物を置くなど、まずは身近な「目に見える」簡単なところから、一つひとつ改善していく、というとっつきやすさも風水の魅力なのかもしれません。

風水と神道はもちろんまったく別のものですが、風水が環境を見るときに「陰陽五行説」を基本にしているように、神道にも「気」や「厄年」などのように陰陽道の影響を受けている部分は少なくありません。特に身辺をきれいにすること、太陽や植物といった自然に触れ合いエネルギーをもらうことなど、かなり似たような考え方もあります。

もっとはっきり言うなら、似ている、というよりも同じです。もちろん、神道と風水が同じ、ということではありません。ただ、人がより良く生きるための基本的な方法は一つ、そしてそれはとてもシンプルなものである、ということなのです。
それはどんな方法なのかと言えば、「整える」ということ。

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