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コラム

近代看護の母・ナイチンゲールと神道~整えるということ~

神道文化や思想からはるかに遠く離れたところで生きた、近代看護の母フローレンス・ナイチンゲールは、「善良な自分でいるために必要なのは、最善を尽くして自分を善良にしてくれる環境を整えること。」といいます。

私たちがたとえどんな環境にあっても善良でいられると考えるのは、
「下水溝の上に住んでいても健康でいられる、と考えるようなもの」だと言っています。これを知り、私はナイチンゲールの思想と神道思想と深い関わりがあるのだとの思いを強くしました。

「身体に悪い気候の場所へ行かなければならなくなった人は、『どんな場所だろうと、健康でいようと思いさえすれば健康でいられる』などとは言いません。
少しでも体にいい環境を整えるよう考え、手を尽くすはず。同じように、人間には善良ではいられなくなる環境があり、しかも簡単にはそれを改善できないという場合もあります。そんなとき必要なのは、『どんな環境であろうと、私がそう願っていれば善良でいられるのだ』などと言うことではなく、最善を尽くして、自分を善良にしてくれる環境を整えることなのです。」

ナイチンゲールのこの考え方は、神道思想そのものでもあります。時代や宗教、もちろん人種や文化も越えて、自分の体や住む場所や仕事の場、自分の言動や人とのつながりといった環境を整えることで、私たちの生活は整い、体調が整い、心も整っていくのです。

環境を整えることは、場を清めることです。

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