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コラム

保育器の霊的曇りを清める

 私は、紙(半紙)を用いて低出生体重児で生まれた我が娘の保育器を、拭いたことがあります。保育器はもちろん消毒されていて、とても清潔です。しかしそこにはたくさんの小さな赤ちゃん達の命を懸けた壮絶な戦いの歴史や記憶、それを取り巻く家族の強い想念などが残留しているはずで、私の目にはぼんやりと曇っているように見えました。

私はそれをリセットするため、半紙を使って、何度も何度もNICUの保育器を撫でました。次々に新しい半紙を使って、「これでよし」と思えるまで繰り返しました。

 すると、突然パーッと光が射したように、保育器の中が明るくなったのです。「気」が目に見えないように、お清めの効果というのも目には見えないもの。基本は、心で感じることです。

そのときは、まるで映画の特殊効果か何かのように、保育器の曇りが晴れ、私の目の前に光が現れたのです。そのために娘は助かり、そうしなければ助からなかった、などと言うつもりはありません。しかし、困難に直面する真新しい命を、せめて清められた「場」からスタートさせたい、という親の必死な思いが通じたかのようなその光に神様を感じ、私は大いに安堵し、慰められ、娘は間違いなく大丈夫、と確信することができたのです。

 光が射すかどうかは約束できませんが、お水の使えない場所、勝手に掃除や片付けのできない場所やものは、半紙を使って拭いてみることをお勧めします。使用した半紙の処分は、家の庭や軒下などにお塩をまいてから、そこで燃やすといいでしょう。

 お清めの実践・実行は、新しい物事、仕事、出会い、学びを生み出すことにつながります。

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