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コラム

救急看護

救急看護は、大変やりがいのある仕事です。事件や事故、重病という、ふつうに暮らす人にとっては生涯の一大事が「日常的」に繰り広げられる壮絶な現場です。それをいちいちストレスと感じていれば必要な看護をこなすことはできませんが、だからといって生命に対する感覚を麻痺させてしまえば、自分の命や心に対しても鈍感になってしまいます。
 
古代の日本人は、自然の中で自分の感性を磨き(あらゆるものの中に神様を感じ)、日常の些細なことにも「ありがとう」という気持ちを忘れずに生活してきました。それは自分を取り巻く自然や人々への感謝であると同時に、自分の命への感謝であり、自分の生命を愛おしむことでもあるのです。

 どうか、仕事を離れた時間には、身近な自然と積極的に触れ合ってください。空、海、大地、山、川、植物…どれほど時が移ろい、生活様式が進化しても、私たちは自然の中で、生かされ暮らしています。人は「生きている」のではなく、「生かされている」のです。

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